英語教材ラボ
働き方・時短公開 2026-07-05・更新 2026-07-05

毎年プリントをゼロから作ってしまい、時間が足りません

毎年同じ単元でも一から作り直し、過去の教材は散らばって探せない——教材を使い捨てず資産にするには。命名と保管の型を決める、使い回せる形で作る、去年に少し足して磨く。来年の自分を助ける仕組み。

毎年、同じ単元を教えるのに、プリントをまたゼロから作ってしまいます。去年作ったはずの教材が、どこにあるか分からず探せないのです。作っては散らばり、また作る、の繰り返しで時間が足りません。教材を無駄なくためていくには、どうすればいいでしょうか。(中堅)

教材は「作る」より「ためて磨く」。命名と保管の型が、来年の自分を助ける

毎年ゼロから作ってしまうのは、作った教材が探せる形で残っていないからです。作ること自体は熱心にやっているのに、保管の仕組みがないために資産になっていません。ポイントは、教材を使い捨ての消耗品ではなく、年々磨いていく資産としてためること。命名と保管の型を決め、使い回せる形で作り、毎年少しずつ足す。この習慣が、来年・再来年の自分の時間を生み出します。

対策1: 保管の型を、決める

探せなければ、あっても無いのと同じです。見つかる形で残します。

  • ファイル名を「学年_単元_種類」でそろえる(後で検索できる)
  • 保管場所を一か所に集約する(あちこちに散らさない)
  • 完璧な分類より、「必ずここに入れる」を守る

見つかる状態にしておくことが、使い回しの前提です。

対策2: 使い回す前提で、作る

その年だけの作りにせず、翌年も使える形にします。

  • 日付・年度・クラス名は、後で差し替えやすい場所に置く
  • 単元共通で使える骨組みと、毎年変える部分を分けておく
  • 「今年用」でなく「この単元用」として作る

対策3: 毎年ゼロでなく、去年に少し足す

作り直しをやめ、改善の積み重ねに変えます。

  • 去年の教材を開き、うまくいかなかった一点だけ直す
  • 全面改訂でなく、少しずつ良くする
  • 数年繰り返すと、手をかけずに質の高い教材がそろう

使い捨てをやめ、資産に変える

毎年の作り直しを、作業量の問題でなく、ためる仕組みの不在ととらえると、変えられます。命名と保管の型を決め、使い回せる形で作り、去年に少し足して磨く。この3つで、教材は使い捨てから資産へ変わり、年を追うごとに準備は楽になります。今年作る一枚を、来年の自分への贈り物として残す——その意識が、時間不足の悪循環を断ちます。

関連するお悩み

働き方・時短2026-07-14 更新
部活と会議で消える春休みでも、正味2日あれば来年度は変えられます。優先順位つきの仕込みリスト——4月最初の2週間分の授業・帯活動の年間セット・評価の1枚・教材の棚卸し——と、やらないことを決める考え方。
働き方・時短2026-07-05 更新
朝練・放課後・土日の部活で教材研究の時間がほとんどなく、準備不足のまま授業に立つ罪悪感——部活がある前提で準備を組み直すには。その日の山を一つに絞る、型や既製教材を土台にする、完璧を手放す。