英語教材ラボ

ディクトグロス——聞いてメモして、グループで本文を復元する

本文の要約文を2回聞き、キーワードメモだけを頼りにグループで英文を復元する本文活用術。一言一句のディクテーションと違い、文法知識を総動員して「意味が同じ文」を再構築するのがねらい。原文との比較で「自分たちの英語と本文の英語の差」が見える化される。手順・メモの指導・比較の観点まで。

対応: SUNSHINE 全単元対応中2)/文法: 総合・復習/公開 2026-07-18・更新 2026-07-18

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ディクテーション(一言一句の書き取り)は聞く練習ですが、ディクトグロスは聞く・書く・文法・協働が一度に動く総合練習です。先生が本文の要約(3〜4文)を普通の速さで2回読む。生徒はキーワードだけメモし、グループでメモを持ち寄って「聞いた内容と同じ意味の英文」を復元します。

進め方

  1. ①本文の要約文を3〜4文で用意する(本文そのままではなく要約——著作権的にも学習的にもこれが正解)
  2. ②1回目の放送: 聞くだけ(メモ禁止)。2回目: キーワードのみメモOK(文で書き取ろうとしない指導が重要)
  3. ③グループでメモを合体し、英文を復元する(15分)。「同じ意味なら同じ単語でなくてよい」と宣言
  4. ④グループの復元文を板書 or 提出→原文(要約)と比較。「意味は同じか」「文法は正しいか」の2観点で
  5. ⑤最後に本文の該当箇所を開き、原文の表現と読み比べる——「本文はこう言っていたのか」の発見で締める

この活動の急所

この活動の宝は、復元文と原文の「差」にあります。生徒の英文が Ken like soccer なら三単現が、He go to park なら冠詞と過去形が、グループの全員の目の前で問題になる——文法の誤りが、指摘される前に自分たちで発見される構造です。

本文活用術シリーズの中での位置

リテリング(本文を自分の言葉で再生)の聞く版・協働版です。リテリング段階表の記事とセットで、本文の「再生系」活動の両輪になります。

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