中学最初の定期テストで0点に近い点を取った生徒が、その後3年間英語に手を出さなくなる——多くの先生が見てきた光景だと思います。最初のテストには、学力測定と同じくらい「英語のテストはこわくない」という体験を作る仕事があります。この基礎版は、そのための1枚です。大事なのは、易しくする方法です。測る力を変えずに、支援の量だけを変えます。
この教材で解決できる悩み
- 英語が苦手な生徒に配慮したいが、別内容のテストでは成績処理が不公平になる
- 「易しくする=問題を減らす・単語だけにする」しか方法が思いつかない
- 支援学級や取り出し指導のテストを、通常級と同じものさしで作りたい
標準版と何が同じで、何が違うか
同じもの: 場面(転校生Miaの物語)・大問構成・測る力・配点の観点内訳。違うもの: 支援の量だけです。
| 大問 | 基礎版の支援 |
|---|---|
| 1 リスニング | 答えの書き出しヒントつき(I like ______.) |
| 2 チャット | 語群つき(10語を1回ずつ使う)——ゼロから思い出すのでなく「選んで確かめる」 |
| 4 資料読解 | 記述の代わりに選択肢(理由・希望の読み取りも3択で判断) |
| 5 本文読解 | 推論の問4も選択式 |
| 6 ライティング | 書き出しヒント3本(I am ______. / I like ______. / I play ______.) |
だから基礎版で80点の生徒と標準版で80点の生徒は、「同じ場面で同じ力を、支援の量だけ変えて」測られています。観点別の集計も同じ枠組みなので、成績処理に無理が出ません。この考え方の全体は標準版のページと発展版のページで説明しています。
最初のテストならではの配慮
範囲はbe動詞・一般動詞・疑問詞・否定文のみで、三単現とcanは出しません(期末版で初登場する年間設計)。見直しチェック欄には、この時期の最頻出エラー「be動詞と一般動詞の混在(I am play ×)」を明記しました。教師用の評価資料には、c評価の生徒への手立て——条件チェック表で自己点検→書き直し再評価——も載せています。減点で終わらせず、「直したら上がる」を最初のテストで体験させてください。