英語が苦手な生徒にとって、最初の定期テストで手も足も出ない経験は、英語ぎらいの入口になります。かといって、基礎版として「簡単なドリル問題だけのテスト」を渡すと、その生徒は場面の中で英語を使う経験からも切り離されてしまいます。この基礎版は、標準版と同じ転校生Miaのストーリー、同じ大問、同じ場面のまま、支援だけを足した版です。スピーチを聞いて紹介カードを作り、チャットに答え、ポスターを読んでMiaの部活えらびを手伝う。やることは標準版とまったく同じで、そこに語群と選択肢と書き出しヒントが添えてあります。
この教材で解決できる悩み
- 苦手な生徒が最初のテストで白紙を出し、英語をあきらめてしまう
- 支援したいが、別のテストを一から作る時間がない
- ヒントを入れると「何を測っているか」がぶれてしまう気がする
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学1年・1学期(be動詞・一般動詞・三単現・canの範囲。全教科書対応) |
| 形式 | 生徒用4ページ+教師用2ページ(設計表・台本2本・解答・評価規準/評価基準・カスタマイズガイド) |
| 配点 | 100点満点・全小問に配点明記(知識・技能の小問2点/思考・判断・表現3点/ライティング10点) |
| 難易度 | 基礎版(同一場面・同一設計の標準版・発展版は別ページ) |
| 編集 | Word版で固有名詞・範囲・本文・配点を自校に合わせて差し替え可 |
変えているもの・変えていないもの
基礎版で変えているのは支援の量だけです。チャットとメモの空所補充には語群(1回ずつ使う10語)をつけ、ポスター読解の理由説明・英語のすすめ文は選択式にし、本文読解の推論も選択式、英作文には書き出しヒントと条件の絞り込みを入れています。一方で、場面・ストーリー・大問構成・配点・測る力は標準版と同一です。語群があっても、My sister( )tennis. に plays を選ぶには会話の意味を追う必要があります。選択式でも、「Miaのひとことに合う部はどちらか」を考える思考は残っています。支援は答えを教えるものではなく、思い出す手がかりと、解答の入口を用意するものです。
ゼロ回答を出さない設計
基礎版の目標は、全員が最後の大問まで手をつけて返ってくることです。リスニングの(3)は「書き出し I like ______.」があるので、聞き取れた生徒は必ず1文書けます。ライティングは条件3つ+書き出しヒント3種で、3文の紹介カードが組み立てられます。最後の見直しチェック(大文字・ピリオド・動詞の形・Miaに伝わる内容か)も印刷済みなので、見直しの習慣づけまで含めて1枚で完結します。
標準版・発展版との接続
テスト全体の設計思想(全大問への目的・場面・状況の設定、妥当性・信頼性の担保)は標準版のページで、難易度3段階の作り分けの考え方は発展版のページで説明しています。当サイトのテスト作りの相談(テスト平均点が低かったときの返却・学力差の大きい教室)とあわせてご覧ください。