高校入試の長文は、後置修飾のかたまりでできています。関係代名詞や分詞で説明された長い名詞を読みほどき、内容に応じて自分の考えを書く。中3の2学期は、その入試の読み書きに定期テストからつなげる時期です。だから発展版の難しさも、その方向にそろえるべきです。この教材は、標準版と同じNinaを案内するストーリー・同じ範囲のまま、支援を外して「読んで書く」技能統合の大問を足した中3・2学期の発展版サンプルです。上位の生徒には、細かい文法知識のあてっこではなく、読んだ内容に応じて考えを書く入試型の課題を用意します。
この教材で解決できる悩み
- 上位の生徒が標準的なテストでは差がつかず、入試レベルに届かない
- 発展問題が難しい文法知識のあてっこになっている
- 難易度別に3種類のテストを作る時間がない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学3年・2学期(不定詞の発展・分詞・関係代名詞の範囲。全教科書対応) |
| 形式 | 生徒用5ページ+教師用2ページ。標準版の構成に「読んで書く」大問7を追加 |
| 配点 | 100点満点・全小問に配点明記(知識・技能47点/思考・判断・表現53点) |
| 難易度 | 発展版(同一場面・同一設計の基礎版・標準版は別ページ) |
| 編集 | Word版で固有名詞・範囲・本文・配点を自校に合わせて差し替え可 |
支援を外し、統合を足す
3つの版は、同じ問題セットの支援量と統合の度合いを変えた別バージョンです。中3・2学期版の作り分けはこうなっています。
| 基礎 | 標準 | 発展 | |
|---|---|---|---|
| 大問2 チャット+メモ | 語群8語から選ぶ(10問) | 分詞は元の形を提示(10問) | ヒントなしで補う(8問) |
| 大問3 場面のやり取り | 5場面 | 5場面 | 4場面(易しい紹介を除く) |
| 大問4 資料読解の提案 | 応え方も選択式 | 日本語記述+英語1文 | 両体験の滞在プランを提案 |
| 大問6 メッセージ | 条件2つ・書き出しつき | 条件3つ・30語以上 | 条件4つ・40語程度 |
| 大問7 返信ライティング | なし | なし | あり(読んで書く統合・10点) |
| 場面・ストーリー・測る力・配点の刻み | 共通 | 共通 | 共通 |
支援のつまみ(語群・選択肢・書き出しヒント)を外し、統合のつまみ(読んで書く)を足す。この2つだけで難易度は十分に動きます。
100点のまま、思考・判断・表現を過半に
発展版も100点満点で、小問の刻み(知識・技能2点・思考・判断・表現3点・応用4点・ライティング10点)は共通です。変えるのは配分で、知識・技能の小問を少し絞り(チャット16点・場面8点・読解の事実確認を1問減)、空いた分を大問7の返信ライティング10点に回します。結果、観点比率は標準版の51対49から47対53へ。思考・判断・表現が知識・技能を上回り、高校入試のバランスに近づきます。
発展版の大問7は、Ninaから届いたメッセージ(「あなたが私から学んだいちばん面白いことは?」「次に訪れるべき場所は?」)を読み、自分の考えを返信する問題です。読んで理解したことに応じて書く。しかも問い自体が関係代名詞(the thing that you learned/a place which I should visit)で書かれているので、後置修飾を読みほどいてから、後置修飾を使って答える形になります。これは公立高校入試の自由英作文でよく問われる形で、細かい知識で難しくするのではなく、入試で必要になる力の延長線上で難しくしています。
標準版・基礎版との接続
テスト全体の設計思想(後置修飾の運用、全大問への目的・場面・状況の設定、配点理論)は標準版のページで説明しています。支援を足しても測る力を変えない基礎版の考え方は基礎版のページへ。妥当性・信頼性を含めた作問の土台は中1標準版のページにあります。当サイトのテスト作りの相談(上位層が退屈している・テスト難易度と平均点設計)とあわせてご覧ください。