接続詞ifの最大のつまずきは、「もし明日晴れたら」という未来の話なのに if のあとの動詞は現在形(If it is sunny tomorrow...)になることです。ルールで教えると忘れますが、「占いの決まり文句」として型ごと出会わせると、生徒は違和感なく口にします。この授業案は、教師が占い師になりきる「もしも占いの館」を核に、ifの条件文を1コマで生徒の道具にします。
この教材で解決できる悩み
- If it will rain... のように if のあとを未来形にしてしまう誤りが直らない
- 接続詞の導入が文結合ドリルで終わり、使う必然性がない
- when(〜のとき)と if(もし〜なら)の感覚の違いを持たせたい
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年(SUNSHINE 2 PROGRAM 7) |
| 文法項目 | 接続詞 if(条件)※because への発展は次時 |
| 形式 | 授業案A4・3ページ+占いカード+運勢フレーズ集 |
| 所要時間 | 50分×1コマ |
| 準備物 | 占い師の小道具(水晶玉に見立てた何か)があると雰囲気が出る |
授業の流れ(50分)
導入: 占い師の予言(12分)
教師が占い師になり、生徒の未来を英語で占います。
- If you study hard tonight, you will get a good score!
- If you eat too much, you will have a stomachache tomorrow.
- If it is sunny this weekend, you will have a great time!
大げさな占い師の口調で10個ほど予言を浴びせます。if のあとが現在形、うしろが will という型が、占いのリズムとして耳に刻まれます。
気づき: 占いの決まり文句(8分)
板書した予言を見せ、「未来の話なのに、ifのすぐあとの動詞に will がついていないね」と気づかせます。理屈(条件節は現在形)は一言添えるだけで十分。「占いの前半は今の形、後半に will」という決まり文句として押さえます。when との違いは「when=必ず来る(朝が来たら)/if=来るかわからない(もし宝くじが当たったら)」を1例ずつで対比します。
展開: もしも占いの館(22分)
ペアで占い師と客を交代します。占いカード(「今日の勉強運」「週末の天気運」「恋愛運」など)を引き、If you 〜, you will …. の型で相手を占います。運勢フレーズ集(get a good score / meet a nice person / find money...)つきなので、英語が苦手な生徒も占い師になれます。盛り上がったら「クラスで一番当たりそうな占い」を全体で共有します。
まとめ(8分)
自分がされた占いで一番うれしかったものを1つ書き取り、「明日はどんな“もし”を実現したい?」と問いを残して終了。because(理由)で占いに説得力を足す活動を次時に予告します。
定着・入試への接続
条件の if は高校入試の英作文・並べ替えで頻出です。導入の翌週から帯活動のJUMBLE(整序トレーニング)に if の文を混ぜると、記憶が新しいうちに手が覚えます。because(理由)と組み合わせた「主張+理由」の意見文へは、この if の型が固まってから進むと無理がありません。