中2になると、上位の生徒は文法項目そのものではあまり差がつかなくなります。過去形も未来表現も「知っている」からです。ここで発展問題を細かい知識やひっかけで作ると、測っているのは英語の力ではなく注意力になってしまいます。この教材は、標準版と同じペンフレンドLeoのストーリー・同じ範囲のまま、支援を外して「読んで書く」技能統合の大問を足した中2・1学期の発展版サンプルです。上位の生徒には、知識の細かさではなく、読んだ内容に応じて自分の言葉で書く「その先」を用意します。
この教材で解決できる悩み
- 上位の生徒が標準的なテストでは差がつかず、伸びしろが見えない
- 発展問題が難しい文法知識のあてっこになっている
- 難易度別に3種類のテストを作る時間がない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年・1学期(過去形・過去進行形・be going to・willの範囲。全教科書対応) |
| 形式 | 生徒用5ページ+教師用2ページ。標準版の構成に「読んで書く」大問7を追加 |
| 配点 | 100点満点・全小問に配点明記(知識・技能50点/思考・判断・表現50点) |
| 難易度 | 発展版(同一場面・同一設計の基礎版・標準版は別ページ) |
| 編集 | Word版で固有名詞・範囲・本文・配点を自校に合わせて差し替え可 |
支援を外し、統合を足す
3つの版は、同じ問題セットの支援量と統合の度合いを変えた別バージョンです。中2版の作り分けはこうなっています。
| 基礎 | 標準 | 発展 | |
|---|---|---|---|
| 大問2 チャット+メモ | 語群10語から選ぶ(10問) | 動詞は元の形を提示(10問) | ヒントなしで補う(8問) |
| 大問3 場面のやり取り | 5場面 | 5場面 | 4場面(易しい感想を除く) |
| 大問4 資料読解の提案 | 応え方も選択式 | 日本語記述+英語1文 | 両イベントの週末プランを提案 |
| 大問6 メッセージ | 条件2つ・書き出しつき | 条件3つ・30語以上 | 条件4つ・40語程度 |
| 大問7 返信ライティング | なし | なし | あり(読んで書く統合・10点) |
| 場面・ストーリー・測る力・配点の刻み | 共通 | 共通 | 共通 |
支援のつまみ(語群・選択肢・書き出しヒント)を外し、統合のつまみ(読んで書く)を足す。この2つだけで難易度は十分に動きます。
100点のまま、思考・判断・表現を半分に
発展版も100点満点で、小問の刻み(知識・技能2点・思考・判断・表現3点・応用4点・ライティング10点)は共通です。変えるのは配分で、知識・技能の小問を少し絞り(チャット16点・場面8点・読解の事実確認を1問減)、空いた分を大問7の返信ライティング10点に回します。結果、観点比率は標準版の54対46から50対50へ。知識・技能と思考・判断・表現がちょうど半々になり、中2の発展としてふさわしい重心になります。
発展版の大問7は、Leoから届いたメッセージ(「雨の日は何をしたらいい?」「去年の夏いちばん楽しかったことは?」)を読み、提案と経験を返信する問題です。読んで理解したことに応じて書く。過去(去年の夏)と未来・提案(雨の日プラン)が1つの返信の中に同居するので、時制の統合と技能の統合が同時に問われます。細かい知識で難しくするのではなく、伸ばしたい力の延長線上で難しくするのが発展版の考え方です。
標準版・基礎版との接続
テスト全体の設計思想(時制の統合、全大問への目的・場面・状況の設定、配点理論)は標準版のページで説明しています。支援を足しても測る力を変えない基礎版の考え方は基礎版のページへ。妥当性・信頼性を含めた作問の土台は中1標準版のページにあります。当サイトのテスト作りの相談(上位層が退屈している・テスト難易度と平均点設計)とあわせてご覧ください。